元と小元太のフォト日記 : メルマガお申し込み


人間の運命

『人間の運命』

 世界一深いという駿河湾と富士。この辺りは気候も温暖だし、風向明美な土地ですよね。
 沼津から船で戸田まで来たのですが、沼津で思い出すのは芹沢光治良の代表作の『人間の運命』です。これは日本最初の大河小説で、明治、大正、昭和を生きた彼の自伝的小説なのですが、ちょうど僕がいろいろな事件に遭い、店を手放さざるを得ない状況にあった頃、13巻もの長編を一気に読んだものでした・・・。
 『人間の運命』には、この写真からは想像出来ない、この辺りの漁村の厳しい生活が書いてありました。
 昭和の初めまでは、生きてゆくための人身売買があり、複雑な潮流による漁船の遭難の多発などなど・・・、今の飽食の日本からは想像出来ない社会だった事を知り、驚いたものでした。そして人間の運命についてもいろいろ考えさせられましたね。『人間の運命』は、明治から戦前にかけての日本の社会を知るうえで、また、社会が大きく変化してゆく中で生き抜いた人たちの事を知るのに、とても良い作品だと思います。


感想を聞かせて頂ければ嬉しいです♪

- All Planning, Design & Photo by Gen Katagiri -

戻る

ページトップ

Free Call 0120 974 384 年中無休。平日 AM 10:00 - PM 11:00 、土日 AM 11:00 - PM 11:00。携帯電話もOK