雲の上の夜明けほど美しいものはありません。僕の大好きな色、ブルーのグラデーションが刻々と変化していく様子を見ていると、どんなに人間ががんばったとしても自然の美しさに敵なわないなと思えて来ます。 でも古代人は、食物連鎖の頂点に立った時、自然の美しさを意識し、自分たちも何か美しい物を作りたくなった・・・。それがアートの始まりだったように僕には思えるのです。 今回の海外買い付けで、幸運のツブ貝(笑)のおかげで出会ったディーラーの一人は、古代の石(ガラスではない)のビーズの専門家ですが、彼に譲ってもらった数千年前の石のビーズを見ているとこれが究極のアンティークジュエリーだと思いますね。古代の石のビーズは単なる自然の美しさだけの魅力ではなく、大変な苦労をしてカットされていますし、深い穴を貫通させているのですからねー。(古代に於いては石に穴を開けるのが最も難しい事) ヒースローから成田に向かう機上にて・・・
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