向瀧旅館（東山温泉）の僕の部屋からは、畳に寝っ転がってこんな美しい風景が見えるんです♪ しばらく眺めていると、奥の山裾でまるでたき火をたいて煙がもくもくとわき上がるように、雲がわき上がってくるのです。 その雲は上昇するにつれ、だんだんと消えてしまうのですが、動く水墨画のようで幻想的な風景でした。 僕は今まで「動の海」と「静の山」というイメージを持っていましたが、山の風景もこんなに変化があるのだと感心しました。 夜、部屋に布団を敷きに来た若い番頭さんに雲の話をしたら、僕は子供の頃、てっきり誰かがたき火をしているのかと思っていたんですと言っていました。 日暮の声や水の流れる音だけが聞こえる部屋で、こういう風景を湯上がりのビールを飲みながら楽しめる一人旅は最高です（笑）。 2015,07,26

去年はこの部屋から中秋の名月を見たのを思い出しました。次は嵐の日に来てみようかな（笑）。

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