ミキモト プラチナ ダイヤモンド パレート

これはプラチナ台にダイヤモンドをセットしてあります。
このジュエリーに付いて下記の問題に答えて下さい。

1.国名
2.年代
3どのように使うジュエリーか?
4.このジュエリーの仕事の特徴
5.製作時間はどのぐらい掛かったのでしょう?

画像をクリックしていろいろな拡大画像を見て答えて下さい。

ではクイズ&レッスンを始めましょう♪
これで皆さんにアンティークジュエリーの優れた物はどれほどの物なのかがお解り頂けると思っています。

誰でも最初は間違えて当たり前ですから、失敗を恐れないでお気軽に参加してください。
感想や質問もどんどん書いてくださいね♪
待ってま〜す<m(__)m> Gen Katagiri
******************************************

こんばんは。
クイズ拝見しました。
裏の金具が女性の髪留め=バレッタにとても似ていると思い、メールすることにいた
しました。ティアラにしては小さいですが、こんな髪留めがあったら素敵ですよね。
でもちっともわかりません。
神奈川県のT・Kさん

Gen
お、早いですね〜♪
そう、3はバレッタ(髪飾り)で正解です!
髪飾りなので特に立体的な作りになっているのです。
とても贅沢な髪飾りですよね。落ちると怖いということで今ではこんな贅沢な髪飾りは全く作られていないでしょう。
和服に付けたら良いでしょうね〜♪高価な和服を着る方にはこのぐらいの髪飾りを付けて頂きたいものです。
3の答えは、バレッタでは?髪留めかなと思います。
あとは全くわかりませんが、プラチナの表面に刻まれている細やかな模様が
手仕事とすれば素晴らしいと思いました。
現在もバレッタとして使えるならば、そしてアンティークは時も100年近くは
経っているでしょうから、使えること自体がすごいと思います。
今のものにはそこまでの耐久性はありません。
以上、感想です。
色々なお話をまた聞かせて下さい。
東京Plutoさん

Gen

KM さんも早かったですね〜♪3.は正解です。

KMさん
プラチナの表面に刻まれている細やかな模様が手仕事とすれば素晴らしいと思いました。
Gen

この模様のシャープさは、もちろん手仕事です!
これだけの彫金はもの凄く高いレベルですから、手仕事でなければ出来ないことですし、相当に高いレベルの腕を持った職人が作っていると思います !

KMさん
現在もバレッタとして使えるならば、そしてアンティークは時も100年近くは経っているでしょうから、使えること自体がすごいと思います。
Gen
今のものにはそこまでの耐久性はありません。
素材を鍛えて強い素材にしてから作った物は、100年は軽く残りますが、今の物は100年後には原型を止めている物はほとんど無いと思います。もし、残っていたとしても「何だこの古くさいデザインは」ということになるでしょうね(笑)。
図に乗ってまたクイズに挑戦します。
この形はかんざしの先に似ていると思います。そして裏側の留め金?は浮世絵の波頭に似ていると思います。(こんな、絶対見えないところなのに!)
素材もプラチナだそうなので、これはパリ万博後のフランスで作られたと考えました。高く髪を結いあげて、そのシニヨンの脇にこれを留めて、フランス女性がちょっと日本気分を味わったとしたら素敵です。
技法や制作時間は全く想像もつきません(>_<)。
栃木県のマウマウさん
Gen
どんどん図に乗ってください(笑)
皆さんからどんどん答えのメールが来るから嬉しくて♪
マウマウさん
この形はかんざしの先に似ていると思います。そして裏側の留め金?は浮世絵の波頭に似ていると思います。(こんな、絶対見えないところなのに!)
Gen
「浮世絵の波頭」お〜!!鋭い!!素晴らしい!!♪良く見ていらっしゃる!
見えない所に凝っているもんですよ。良い物ほどね・・。
マウマウさん
素材もプラチナだそうなので、これはパリ万博後のフランスで作られたと考えました。
Gen
う〜ん、これは国名のマークはありませんが、フランスね〜?
Gen
わ〜お!どんどん答えのメールが来ちゃったます(@_@;)(・O・;(^0^;)
お一人づつ答えてゆきますから待っててくださいね〜(・_・)(._.)
留めですか?
日本人なら帯どめなんかにもつかえそうな感じもしますが
カーヴしてますし、
表はプラチナ裏がゴールドで
エドワーディアンのものかなと思いました。

ものすごく奇麗なので
正直 アンティークに見えません。

ミル打ちが細かいですから
製造には一カ月位かかったのかなぁ?

ダイヤのカットなどで時代がわかればいいのでしょうが
素人ではローズカットだか何だかわからず
ただ ため息です。
お粗末なメールですいません。
札幌のOHさん
Gen
3.の答えが出ていることをご存じなかったんですね。
OHさん
表はプラチナ裏がゴールドでエドワーディアンのものかなと思いました。
Gen
裏の金具だけがゴールドで本体はプラチナだけですからエドワーディアンではありません。
エドワーディアンなら本体の上部だけがプラチナで下部がゴールドになります。

OHさん
ものすごく奇麗なので正直 アンティークに見えません。
Gen
そう、これはもすごく奇麗です!!でもそれには訳があるのです!!

OHさん
ミル打ちが細かいですから製造には一カ月位かかったのかなぁ?
Gen
そんな〜!?
OHさん
ダイヤのカットなどで時代がわかればいいのでしょうが
Gen
カットはこの画像では分かりにくいと思いますが、見分けられるポイントはありますよ。
カタログの説明のどこかに僕が書いていた筈です。ぜ〜んぶ見れば分かります(笑)

クイズ楽しみに待っていました。
初めて参加してみます。
 
国名は、、カンですが、フランス、
年代は、デザインがなんとなくアールデコっぽいのでそのあたりでしょうか。。???
使い方は、スカーフを留めるもの。
特徴は、細かい彫り模様の部分なのかなと思います。
製作時間は、一日7〜8時間、この作品のみにつかったとしたら
15日間くらいでしょうか。自分の答えが短いのか、長いのか見当もつきません!
よろしくお願いします。
東京都 Junjunさん
Gen
Junjunさん,初めての参加m(__)m アリガトォ♪
Junjunさん
国名は、、カンですが、フランス、
Gen
ブ〜!違います。
Junjunさん
年代は、デザインがなんとなくアールデコっぽいのでそのあたりでしょうか。。???
Gen
う〜ん、デコッぽいと言えなくもないけど、ブ〜!違います。
まあ、これはとっても難しいから誰も当たらないんじゃないかな(O_O)
Junjunさん
特徴は、細かい彫り模様の部分なのかなと思います。
Gen
これも正解です!♪おめでとうございま〜す\(◎o◎)/!
プラチナにこれだけの繊細な模様は希に見るものですね!!
Junjunさん
製作時間は、一日7〜8時間、この作品のみにつかったとしたら15日間くらいでしょうか。自分の答えが短いのか、長いのか見当もつきません!
Gen
そんな〜!?
また参加してくださいね〜<m(__)m>

こんばんは。
新しくクイズが始まりましたね。今回は手ごわいです。
 
まずは、感じたままに答えてみます。
 
1国名 フランス・・・なんとなくエレガントで滑らかなラインを感じます
 
2年代 アール・デコ手前・・・花鳥のイメージからは離れているけれど、幾何学だけの構成に達してないと思うからから。プラチナと裏はゴールドの仕様なのでエドワーディアン寄りかなとも思います
 
3使用目的 髪留め、バレッタ・・・裏面に突起が幾つかあり、また、クリップ状の仕組みは結い上げた髪をホールドするのに具合が良さそうです
 
4仕事の特徴・・・鋸引きで作ったシャープなライン。細いのに歪みがなく緊張感があって良いですね
 
タガネで打った細工。ミル打ちは勿論、光の乱反射の効果が生きています。
 
そして、ダイヤは一番大きな弧にセットするだけで、内側の二本の弧はタガネ細工の幾何学模様で
 
メレダイヤの輝きのような効果を感じさせてくれます。
 
また、内側二本の弧を繋ぐラインは角度をつけて折り曲げたリボンのように見えます。光が正面に跳ね返ってこないので、陰影が出て金属なのに表情が柔らかに見えます。
 
ダイヤのセッティングは一列に並べず、高さをつけてリズミカルで軽やかな印象になったと思います。
 
5制作時間・・・このお細工は複数あってのセットものではないかと思います。 だとしたら、ダイヤの数が揃うまで待ってなど考えたら・・・膨大な時間がかかったでしょうとしか言えません。
静岡 の88548さん
Gen
前回のクイズの正解者の88548さん、今回は正解出来るかな〜(∩.∩)
静岡 の88548さん
国名 フランス・・・なんとなくエレガントで滑らかなラインを感じます
Gen
ブ〜!違います。
エレガントで滑らかなラインというよりも・・・。
静岡 の88548さん
年代 アール・デコ手前・・・花鳥のイメージからは離れているけれど、幾何学だけの構成に達してないと思うからから。プラチナと裏はゴールドの仕様なのでエドワーディアン寄りかなとも思います
Gen
ブ〜!違います。
仰ってる意味は解りますが・・・。
静岡 の88548さん
使用目的 髪留め、バレッタ・・・裏面に突起が幾つかあり、また、クリップ状の仕組みは結い上げた髪をホールドするのに具合が良さそうです
Gen
88548さんは、正解が出ていることを知らなかったんでしょうね。
ピンポ〜ン♪正解です。

静岡 の88548さん
仕事の特徴・・・鋸引きで作ったシャープなライン。細いのに歪みがなく緊張感があって良いですね
タガネで打った細工。ミル打ちは勿論、光の乱反射の効果が生きています。

Gen
プラチナの優れたジュエリーとしては当然のことです。
これは画像では分からないかも知れませんがプラチナの部分の輝きは尋常ではありません!!!
彫金の繊細な模様もね!!
静岡 の88548さん
そして、ダイヤは一番大きな弧にセットするだけで、内側の二本の弧はタガネ細工の幾何学模様でメレダイヤの輝きのような効果を感じさせてくれます。
Gen
さすが88548さん♪よく気がつかれました!
普通なら内側の二本の弧の部分に小さなローズカットダイヤモンドを使うところでしょうが、これは繊細な彫金を施していますね。これはどんな理由からなんでしょうね?
静岡 の88548さん
また、内側二本の弧を繋ぐラインは角度をつけて折り曲げたリボンのように見えます。光が正面に跳ね返ってこないので、陰影が出て金属なのに表情が柔らかに見えます。
Gen
お〜!良く見ていらっしゃいますね〜♪素晴らしい!♪
この仕事とデザインは初めて見る物です!!この作者の力量と感性が如何に素晴らしいものかが伝わって来ます!
かちっとした感じですからリボンのイメージではありませんが、連続する折れ曲がった板状の物の表と裏に模様を彫って立体感を出しているのが見事です!この部分の作りも過去に見たことがないやり方ですし、非常に高度な技術と手間の掛かる仕事だと思います!
静岡 の88548さん
ダイヤのセッティングは一列に並べず、高さをつけてリズミカルで軽やかな印象になったと思います。
Gen
おっしゃるとおりです♪
ダイヤの石の大きさも変えて、石の上の曲線も変えているのが素晴らしい♪
細部にまでものすご〜く気を遣ったデザインと仕事です。まるで・・・???
静岡 の88548さん
制作時間・・・このお細工は複数あってのセットものではないかと思います。 だとしたら、ダイヤの数が揃うまで待ってなど考えたら・・・膨大な時間がかかったでしょうとしか言えません。
Gen
これはセットだとは限りません。
エドワーディアンやアールデコだとしても、ダイヤの数を揃えるのは全く問題にないことです。
20世紀に入ると南アフリカからのダイヤモンドが充分に市場に出て来ていますから。1880年以前ならそう言えますが・・。
1.       国名: アメリカ

2.     年代1925年以降

3.     使用目的 バレッタ

4.     このダイアモンドの特徴として幾何学的な模様と直線を生かしたシンプルでモダンなスタイルだなあと思いましたわ。(なあんちゃって!!???これは私のインスピレーションですわ)いかにもオリエンタルな幾何学模様をデフォルメしたスタイリッシュなものですね

ビクトリアンやジョージアンと比べて随分洗練されて尚且つ近代のカルティエのようなクリエーティブな部分も感じられます。(まあ建築学的に言ってですのでよう解りませんわ。(笑))

宝石には全く興味が無い私ですが、この装飾様式は、近年のコスメティックの装飾にもよく用いられたアールデコ様式に近いような気がします。私は全然存じていませんでしたが、先日の何かの宝石のgenさんの解説にて

プラチナを使用する時代を考慮して1930年代以降アールデコと考えました。まさにエステートジュエリーの走りではないかと思います。

5. もしこれだけのものを手仕事ですべて行ったとしたら、私だと50年(笑)一流の職人でしたら1年近くはかかったのではないかしら??? 例えばtiara のようなものを手仕事で細工した際約3年の年月をかけたという解説を
何かで読んだことがございます。

楽しいクイズをいっぱい出していただいて
Culture-vulture を満足させてくださいね。ではお休みなさい!!♪
東京Plutoさん
東京Plutoさん
 国名: アメリカ
Gen
アメリカ〜(@_@;)(O_O)(?_?)エ?(笑)
あのハリーウインストンの国アメリカってことはないでしょうf(^ー^;
僕はハリーウインストンのジュエリーほどつまらない物はないと思ってるんですから(笑)
東京Plutoさん
年代1925年以降
Gen
その根拠は?
東京Plutoさん
 このダイアモンドの特徴として幾何学的な模様と直線を生かしたシンプルでモダンなスタイルだなあと思いましたわ。(なあんちゃって!!???これは私のインスピレーションですわ)
Gen
確かにおっしゃるとおりですね♪
造形的に面白いジュエリーが大好きなPlutoさんらしい答えです。
東京Plutoさん
いかにもオリエンタルな幾何学模様を デフォルメしたスタイリッシュなものですね
Gen
お〜!!鋭い!!さすがPlutoさん
東京Plutoさん
ビクトリアンやジョージアンと比べて随分洗練されて尚且つ近代のカルティエのようなクリエーティブな部分も感じられます。(まあ建築学的に言ってですのでよう解りませんわ。(笑))
Gen
なるほどこれもさすがPlutoさんらしい言葉ですね。
僕も同感です。
東京Plutoさん
宝石には全く興味が無い私ですが、この装飾様式は、近年のコスメティックの装飾にもよく用いられたアールデコ様式に近いような気がします。私は全然存じていませんでしたが、先日の何かの宝石のgenさんの解説にてプラチナを使用する時代を考慮して1930年代以降アールデコと考えました。まさにエステートジュエリーの走りではないかと思います
Gen
アールデコ様式に近いのは間違いありません。
良い答えですが、もうちょいですね。
東京Plutoさん
もしこれだけのものを手仕事ですべて行ったとしたら、私だと50年(笑)一流の職人でしたら1年近くはかかったのではないかしら??? 例えばtiara のようなものを手仕事で細工した際約3年の年月をかけたという解説を何かで読んだことがございます。
Gen
ははは、何言ってるんですか!Plutoさんなら一生掛かっても出来ないでしょう(笑)
今の一流の職人なら一年は掛かるでしょうし、出来映えも違うでしょうね。
今の腕の良い職人は良い仕事に恵まれないから、高度な技術と手間の掛かる仕事をするチャンスがほとんど無いのです!
こういうハイレベルの技術は毎日続けていないと維持出来ないし、効率が悪くなるものなんですよ。
どんな分野の職人でも、腕の良い職人は仕事を休むのを嫌うのです!
それは一日やすんだら元の調子に戻るまで一週間はかかるからです!

ふ〜、ちょっと疲れました。
お腹も空いて来たので、もうお二人の方からの答えのメールが届いておりますが、明日、お答え致します。
お休みなさ〜い<m(__)m> もう丑三つ時です〜(笑)

Gen
お待たせしました<m(__)m>
今、小元太をトリミングに連れて行って戻ったところです。
クイズを再開しま〜す♪

一部答えが出てしまいましたがクイズ参加させてください。

全体的にデザインはかなりガッツリした感じがします。いかにもアンティーク!っぽくない本体は厚いプラチナと綺麗なダイヤを使ってますし、裏の留め具も金を惜し気なく使っているように見えます。かなりのお金持ちだったんでしょうか?

しかし、他の方が言われているように、素晴らしく繊細なミル打ちがされてます。一番内側のΧ印に見える細工やその次の列の厚みのあるジグザグのデザインなど気の遠くなるような仕事がされているのでゴツ過ぎないデザインになってると思います。

これだけの技術と金プラチナ、ダイヤを惜し気なく使える財力があるとすると、革命前のロシアのものではないかと思います。だとすると1910年代となりますが、そうなるとアールデコとはかなり時代が空いてしまいますよね?

ここまででわからなくなってしまいました。制作期間は全く想像つきませんが、先程、〃今の職人なら一年〃とあったので当時なら半年から一年位でしょうか?解答が出るのを待ってます。

東京のNKさん
Gen
東京のNKさんは素晴らしいコレクションをお持ちだから、きっと素晴らしい回答になるかな(^^ゞ
クイズは初めてでしたよね。
参加して頂いてありがとうございま〜す<m(__)m>
東京のNKさん
全体的にデザインはかなりガッツリした感じがします。
Gen
面白い表現ですね(^_^)しっかりした作りってことかな?
東京のNKさん
いかにもアンティーク!っぽくない本体は厚いプラチナと綺麗なダイヤを使ってますし、裏の留め具も金を惜し気なく使っているように見えます。かなりのお金持ちだったんでしょうか?
Gen
さすが良く見ていらっしゃいますね。
デコ初期のプラチナを使ったジュエリーに比べてプラチナの使い方が贅沢ですし、ゴールドの金具も充分過ぎる程の厚みがありますので、これは当時相当な高級品として作られた物だと思います。
東京のNKさん
一番内側のΧ印に見える細工やその次の列の厚みのあるジグザグのデザインなど気の遠くなるような仕事がされているのでゴツ過ぎないデザインになってると思います。
Gen

そうです。これは特別の技法で仕上げされているのですが、それはエドワーディアンやデコのジュエリーでやっていない技法なんです。もの凄い時間が掛かることですしね。そこまでやったのは国民性の違いなのかも知れません。

彫金の模様など、エドワーディアンやデコのジュエリーとはひと味違うものがあります。
普通なら極小のダイヤをセットする筈なのに、そこに細密な彫金を施しているのが特徴です。

これだけの彫金が出来る職人が居た時代だったということですし、こういう物を作れた時代だったということです!

東京のNKさん
これだけの技術と金プラチナ、ダイヤを惜し気なく使える財力があるとすると、革命前のロシアのものではないかと思います。だとすると1910年代となりますが、そうなるとアールデコとはかなり時代が空いてしまいますよね?
Gen
ロシア革命は1917年ですが、ここでロシアのジュエリーは終わっていますからね〜。
ロシアのジュエリーの中には、時代を超えた斬新なデザインの物がありますが、このようなデコのイメージに近い物とは違います。
東京のNKさん
制作期間は全く想像つきませんが、先程、〃今の職人なら一年〃とあったので当時なら半年から一年位でしょうか?
当たっているかな?
Gen
既に3名の方から国名の正解が出ました!♪
それに2名の方が年代も正解でした!!♪
3名の方がほとんど同じ時間帯に正解されたんです!!
素晴らしい!♪


1890~1900年くらいの年代の日本製の髪留めかしら・・・
 とても日本っぽいデザインに見えます。。
 ミルなどとても丁寧ですね。
 橋脚みたいに見えます。
 製作時間は・・半年くらいでしょうか。
 むつかしいですね。なんとなくで・・答えてしまいました。
東京のJMさん
Gen
JMさん、クイズには初めての参加ですね。ありがとうございま〜す♪
勘が良いですね〜♪
そう、これは日本製なんです!!
ピンポ〜ン♪正解です!
橋脚みたいに見える部分はまるで捻ったような独特のデザインで素晴らしい仕事です!
日本の職人の技術水準は素晴らしい!♪
片桐様の質問が気になってしまい、再度考えています。
そして、皆様が感じた「和・オリエンタル」テイストについて・・・
 
思うに、今まで片桐様が紹介してくれたホワイトメタルのジュエリーになかに
今回のバレッタほど金属部分が露出したものがあったかな?と・・・
 
しかも、今回のプラチナ彫金はかなり目を引くものでした。
例の2本の弧の部分の細工と間のラインのテクニックを私は見たことがないような気がします。
もちろん、紋章を彫るシールには使っていたでしょうが、ジュエリーでは・・・
(あ、プラチナとゴールドのブレスレットがありますが、幾何学的なところでちょっと違うかな)
 
そして、片桐様の質問
「ローズカットダイヤがあるべきところに、何故ないのか」
 
ひょっとしたら、このバレッタを作った時代、場所はローズカットダイヤは手に入らない
または、ローズカットダイヤ自体を知らないところだったのではないでしょうか?
 
そして、金工技術の長けた場所
私には一番内側の弧の彫金が洋彫りっぽく感じられないのです
 
ひょっとして、このバレッタはざっくり言って第二次大戦前の日本で作られたのではないでしょうか。
 
妄想しすぎました。笑って流してくださいね
静岡 の88548さん
静岡 の88548さん
思うに、今まで片桐様が紹介してくれたホワイトメタルのジュエリーになかに今回のバレッタほど金属部分が露出したものがあったかな?と・・・
Gen
プラチナは固いうえに粘っこいので、ダイヤを留めるには(特に小さな石)最適の素材ですが、細かな模様や深い彫金のは適さない金属なのです。だから普通はせいぜいミルを打つか、粒金のような粒上に彫るだけなのです。
静岡 の88548さん
しかも、今回のプラチナ彫金はかなり目を引くものでした。
例の2本の弧の部分の細工と間のラインのテクニックを私は見たことがないような気がします。
Gen

ヨーロッパの物だとこのラインをもう少し太くして小さなダイヤモンドをセットするか、もしくはもっと細いラインにしてミルを打つのが普通ですからね。

だからこのような様式はヨーロッパのジュエリーには無いってことなのです。
それにしても、日本の職人の技術は凄いものだと思います。

静岡 の88548さん
もちろん、紋章を彫るシールには使っていたでしょうが、ジュエリーでは・・・
Gen
紋章を彫るシール??
優れたインタリオ付きのシールは19世紀初期で終わっていますから、当然プラチナは使われていませんよ。

静岡 の88548さん
(あ、プラチナとゴールドのブレスレットがありますが、幾何学的なところでちょっと違うかな)
Gen
ちょっとどころか完璧に違います!!(苦笑)
このブレスレットは1850年代の物なのにプラチナを使っていますが、これは例外中の例外ですし、同じプラチナではあってもこの髪飾りの彫りとは難しさが比較する意味がないほど違います!!
髪飾りを作った職人の技術も素晴らしいのですが、ブレスレットを作った職人は、それを圧倒的に超えた想像を絶する腕の職人だったということです!!


このアールデコのラペルウオォッチの側面の彫りはもプラチナなのにこれだけの見事な彫りが成されています!
この彫りは髪飾りの彫りよりもレベルの高い彫りです。これも過去に見たことのない仕事です。

静岡 の88548さん
そして、片桐様の質問
「ローズカットダイヤがあるべきところに、何故ないのか」
 ひょっとしたら、このバレッタを作った時代、場所はローズカットダイヤは手に入らないまたは、ローズカットダイヤ自体を知らないところだったのではないでしょうか?
Gen
ローズカットダイヤが手に入らないとか知らなかったいうよりも、この髪飾りが作られた頃は、ヨーロッパではローズカットダイヤモンドが廃れて使われなくなっていたということだと思います。デコの後半になるとローズカットダイヤモンドは使われなくなるのです。

静岡 の88548さん
ひょっとして、このバレッタはざっくり言って第二次大戦前の日本で作られたのではないでしょうか。
妄想しすぎました。笑って流してくださいね
Gen
笑うどころか大正解で〜す!!♪素晴らしい!!♪
私はあれから寝てしまいました。今朝クイズはどうなったのかなと見てみましたら、
ずいぶん盛り上がっていましたね。
みなさん細かいところまでよく見ていらっしゃるなあ〜と感心いたします。
私は直感でものをいうタイプなのですが、今朝ちょっとひらめきました。
このバレッタが作られたのは、ひょっとして日本ではないですか? 形はかんざしに
似ているし、裏の波模様など、日本的な感じがします。
だとすると、作られたのは…などと知識に基づいて言えたらいいのですが、なにぶん
アンティークジュエリーの知識はないので、わかりません。
神奈川県のT.Kさん
Gen
そうなんですよ。
これだけ盛り上がると僕も答えるのが大変なんです(笑)
T.Kさんさんも正解です〜す!♪お見事!♪
T.Kさん
裏の波模様など、日本的な感じがします。
この模様は鍋島焼きなどに見られる日本の伝統的模様の青海波でしょうね。
知識はなくても感覚的に分かっていらっしゃるのは素晴らしいことです!!♪

おそらく日本のミキモトの戦前の作ではと思います。
昭和5年以降ですとホワイトゴールドを使い始めますので、飾り部分がプラチナで、裏の装着用の金具が金ならそれ以前でしょう。
ヘアクリップというか、髪飾りですね。スカーフクリップの可能性もありますね。
裏がわからないのですが、髪をしっかりはさむように突起がでていれば髪飾り。
現代のバレッタのように挟むだけならスカーフクリップかしら。

ミルグレインだけでなく、地金に細かい彫りが施されています。パターンの
アップ画像があればミキモトかどうか判断できると思います。
当時のミキモトの作品をいくつか持っていますので。

製作時間ですか?熟練の彫金師さんのミルグレインや彫り留の手際って意外に
はやいんですよねぇ。製作過程が分業かどうかでも違うのでは?

東京のロシアンルーレットさん
ロシアンルーレットさん
おそらく日本のミキモトの戦前の作ではと思います。
昭和5年以降ですとホワイトゴールドを使い始めますので、飾り部分がプラチナで、裏の装着用の金具が金ならそれ以前でしょう。
Gen
おお!!さすが戦前のミキモトのジュエリーをコレクションされていらっしゃるロシアンルーレットさんならではの答えです!
そして年代も昭和の初期ぐらいだと思われます。

実はジュエリーの修復をやってもらっている職人にこの髪飾りを見てもらったところ、一目見るなりその見事な仕事を絶賛して、これはミキモトの福本さんが作った物だと断言したのです!!
彼は元は1000万円クラスのオーダージュエリーを作っていた人で、今の日本ではトップレベルの腕を持っているのですが、彼がならった親方の親方が福本さんだと言っていました。
ヘアクリップというか、髪飾りですね。スカーフクリップの可能性もありますね。
裏がわからないのですが、髪をしっかりはさむように突起がでていれば髪飾り。
現代のバレッタのように挟むだけならスカーフクリップかしら。
T.Kさん
Gen

この形状と金具ですからスカーフクリップではありません。裏に突起もありますしね。
この髪飾りの金具は少し後で付け替えられた形跡があります。

ロシアンルーレットさんから「プラチナの刻印と同じく陽刻で15K(まれに9K、18K)なら戦前、14Kなら1970年くらいまでと思われます」と聞きましたが、これには14Kの陽刻があるので1970年以前にゴールドの金具を付け替えしてあるのだと思います。
おそらく元の形はこのフランスのアンティークの髪飾りのようなスタイルだった筈です。

T.Kさん
製作時間ですか?熟練の彫金師さんのミルグレインや彫り留の手際って意外にはやいんですよねぇ。製作過程が分業かどうかでも違うのでは?
Gen
確かに腕の良い職人ほど仕事が早いのは事実ですが、早いと言っても時間の単位が違うと思いますよ。
この髪飾りを福本さんの作品だと当てた職人は、これだけの物を作るにはまず道具から作った筈だし、このプラチナの素晴らしい輝きは普通の仕上げとは全く違い、木のヘラでもの凄い時間をかけて仕上げたものだと言うのです!
福本さんでも作るのに約半年は掛けているだろうと言っていました。
そして自分なら一年は掛かるとも言っていました。それが本当なら、当時の職人の工賃が今よりずっと安かったとしてもべらぼうな金額になってしまいます。だから完全にこの髪飾りに100%かかりっきりと言う訳ではないとは思います。

しかし、ミキモトも昔は腕の良い職人がいて良い物を作っていたんですね〜。
今のミキモトからは考えられないことですよ(笑)。
まあ、それは世界中の宝石店がすべてそうなんだから当たり前のことですけどね・・。

昭和の初期と言うと、高級なジュエリーを買えるのはほんの一握りの特別の富裕層の人たちだけで、それらの人たちの目は肥えていたということなのです。
これだけの手間を掛けたジュエリー(しかも髪飾り)を作る事が出来たのは、そういう仕事の魅力を分かってお金を払える人がいた時代だったということです!
このクラスの物はオーダー品だと思いますが、良い物はオーダーするのが当たり前で、世の中にただ一つの物で、自分の好みに合った物を職人に作らせる喜びを知っていた人がいたということなのです!
オーダー品は、既製品とは比較にならないぐらい高くなるものですが、それを当たり前だと思う人が作らせているのです。
今の裕福な人たちは自分の好みに合わせてオーダーして物を作らせる喜びを全く知らないのです!
一度傘ををオーダーで作る所を探したのですが、オーダーと銘打っているだけで、本当は量産のパーツを組み合わせるだけのセミオーダーでがっかりしたことがあります。今のジュエリーのオーダーも似たような物です。
セミオーダーなんて、オーダーの部類には入らないのです!

この髪飾りは当時の職人の工賃を考えると、おそらく200万円前後の価格だったのではないかと思います。
ダイヤモンドもプラチナも今よりずっと高かった筈ですから・・。

だから、ほぼ同じ時代のアールデコのプラチナとダイヤモンドのジュエリーの価格は、この髪飾りより何倍も高かった筈ですし、あのプラチナとゴールドのブレスレットや、ラペルウォッチは軽く1000万円を超える価格だったのだと思いますね。

だから僕はいつも言ってるんです!
優れたアンティークジュエリーほど安い物はないとね!!(笑)


これで今回のクイズは終了しますが、質問や感想がありましたらいつでもメールしてください。
ここに掲載してお答え致しますので・・。

質問と感想のメールを沢山頂いているので、整理してからここで、また皆さんとお話したいと思っています。
始まったらメルマガでお知らせ致します。お楽しみに〜♪

ミキモト プラチナ ダイヤモンド パレート 実物大
100円玉
 





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