ベルエポック(エドワーディアン) ブローチ&ペンダント 初期アールデコ ダイヤモンド ブローチ&ペンダント
プラチナの色が違って見えますが、実際には同じ白いプラチナです。右のデコの方が少しだけ大きめに写っています。
メアンダー模様&ガーランドスタイル(ルイ16世様式)
ベルエポック(エドワーディアン) ブローチ&ペンダント
フランス 1910年頃
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド0,5ct& 0,35ct
ローズカットダイヤモンド、ペアシェイプカット・ダイヤモンド
プラチナ&ゴールドローズカットダイヤモンド
5,9cm×4,4cm
重量14,7grs
ブローチのピンはネジで外せるタイプ
Sold
メアンダー模様
初期アールデコ ブローチ&ペンダント
フランス 1920〜1930年頃
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド 1ct強×2(合計2カラット)
ローズカットダイヤモンド
プラチナ
4,6cm×5,5cm
重量13,7grs
ブローチのピンはネジで外せるタイプ
Sold

《デザインの特徴》
このブローチのデザインは、アールデコの足音が感じられるシャープなイメージのメアンダー模様に、スイートなイメージのガーランド・スタイル(花手綱)と、リボンのコラボレーションのコラボレーションが魅力です!
立体感を出した左右のメアンダー模様の中間に、大輪の花を思わせる放射状にセットされたダイヤモンドは、ありきたりのエドワーディアンとは違う個性的で秀逸なデザインです。
花手綱とそれに下がる三つのダイヤモンドがそれぞれ揺れる作りで、揺れることで優雅さを表現しています。
これは当時のエレガントはドレスに合う雰囲気なのです。

このブローチが作られた1910年頃は、上流階級の優雅な人たちにとってはベルエポックと言われるたまらなく良き時代で、ちょうどその幕が下り始める頃だったのです。
優雅な洋服に女性らしいエレガントなジュエリー、それがベルエポック(エドワーディアン)のジュエリーの魅力であり特徴なのです。


《作りに付いて》
エドワーディアンならではの繊細精緻なミル打ちが成されていて、特に放射状のダイヤモンドを支えるU字型のラインに、三列のミルが打たれています。ミルは通常は縁にだけ打たれる物なのでとても珍しいことです!

プラチナを本格的に使われ始めるのは1905年の技術革新によりコストが下がってからなのですが、それでも第一次大戦が終わる頃までは、今の数十倍もする猛烈に高価な素材だっただけにそれを裏付けするような作りになっています。
プラチナとゴールドを貼り合わせて少しでもコストを下げようとしているのですが、これは高度な技術と手間の掛かる仕事なので、そこまでする必要があったほどプラチナが高価な金属だったいうことなのです!

プラチナが使われる以前のダイヤモンド・ジュエリーはほとんどがシルバーとゴールドを貼り合わせて作られていますが、新素材のプラチナが登場することでシルバーのように変色することの無いプラチナの人気が一挙に高まったのです。

だからプラチナを使ったエドワーディアンとアールデコの見分ける簡単な方法は、裏がゴールドになっているかどうかで分かるのです。
第一次大戦後のアールデコの時代になると、プラチナの価格が下がるので、プラチナとゴールドを貼り合わせてまでコストダウンすうる必要が無くなるからです。

表が清涼感のあるプラチナで裏が暖かみのあるゴールドというのも実に楽しいものです。
裏を返した時の変化が良いんですよ♪

《ダイヤモンドとセッティング》
大きなダイヤモンドのカットはオールドヨーロピアンカットで、小さなダイヤモンドはローズカットダイヤモンドですが、それにペアシェイプの三種類を使っているのが魅力です。
ダイヤモンドのレベルはこの価格帯として充分満足のゆくレベルです。

大きなダイヤモンドの留め方は爪留めですが、これは現代の留め方に近いものです。

※※
日本人に特に人気のあるエドワーディアンのダイヤモンド・ジュエリーで、ありふれたデザインではなく特徴のある魅力あるデザインですし、使われているダイヤモンドの量を考えると相当に良心的なプライスだと思います!

《デザインの特徴》
メアンダー模様やアカンサス模様は、古代からある様式的な文様です が、それをそのままに使用するのではなく、大胆にアレンジを加え、ス タイリッシュで遊びのある斬新なデザインの一部として巧みに取り込ん であるのが素晴らしい!
古代の建築装飾に使われることの多いアカンサスの葉は、大きなダイヤ モンドを囲むように二本配置され弧を描きながら、下部にいくに従い細 く鋭いラインとなり一点で交わります。
シャープで現代的な香りを漂わせるこのようなデザインは、エドワー ディアンとは一線を画する、初期アールデコ特有のものです!!
全体的に、絶妙な立体感を持たせたデザインで。とくに、メアンダー模 様下部のアカンサスの葉の造形美には秀でたものがあります、葉の一枚 一枚に表情をもたせてあり、とくに一番上部の葉の先端にひねりを加 え、そこにダイヤモンドを配置する遊び心には心を擽られます。
また、葉から連なるグラデーションになったダイヤモンドの連なりは、 アールデコらしい軽快な動きとリズム感を感じさせるものとなっています。

第一次大戦が終わり社会ががらりと変わるように、女性のファッションも意識も変わります。
女性はより行動的な襟のある服を着るようになり、それによってジュエリーのデザインも変化したのです。優美さだけを求めるのではなく、何か新しい感覚を求める女性が増えたことにより、デザインを強く意識したシャープで男性的な志向を感じられるデザインのジュエリーが作られるようになるのです。


《作りに付いて》
初期アールデコのミルはエドワーディアンに優るとも劣らないミルを打ってありますが、このブローチのミルはその中でも特にレベルの高い特徴のある仕事がなされています。
大きく拡大してみると、単なるギザギザではなく、まるで半球状の粒金を付けたようにも見える凄いことをさり気なくやっているのです!!
エドワーディアンにミルに比べて僅かに間隔を空けて打たれたミルは、今まで見たことの無いような完璧な仕上げをしてありますが、これでけの膨大な数のミルを一つ一つ丁寧にヤスリをかけて仕上げるのは膨大な時間と高度な技術を要することなのです!!

僕は今までミルを連続したギザギザと表現して来ましたが、これからは表現を変えなければならないなと思っています。

上部のアカンサスの葉の先端がきりっとした写実的な形に作られていますし、二つのアカンサスの葉が下部に行くに従い一段と細くなりやがて一点で交わる鋭いラインを表現出来ているのは、作者が如何に高度な技術を持っていたかの証なのです!!

メアンダー模様の透かしが細いきりっとした美しいラインですが、このような曲線で細い透かしを入れることは非常に高度な技術を要するのです!!

このブローチの裏の仕事と仕上げは見ていて気持ちが良くなるそれは見事なものです!
これほどの完璧で作者の美意識とプライドを感じさせる物は滅多にあるものではありません!!これを見てもこのブローチが如何に素晴らしい物であるかが分かります!!

《ダイヤモンドとセッティング》
このブローチのダイヤモンドの使い方の特徴は、二つの大きな石の他はすべて小さな石だけにしてあることなのですが、これは一つが1カラット強もあるとても上質な石なので主役と脇役を分けて主役が引き立つデザインを意識しているのです。

留め方は円筒形の筒状に作った台座に石を入れ、縁を僅かに倒す覆輪留めですが、正面から見ると縁が細い線にしか見えない素晴らしい留め方です!!
貴重な1カラットオーバーの石だけに、出来るだけプラチナの縁が目立たないように作ってあるのです。

ダイヤモンドは1カラットオーバーとそれ以下では希少価値がまるで違うのです!
1カラットオーバーにカット出来る原石の割合はそれ以下の小さな石に比べて格段に少ないからです。だから小さな石の合計カラットと一つの石のカラットが同じなら圧倒的に後者の方が高価になります。



※※
1カラット強のとても上質なダイヤモンドが二つも使われていて、斬新な素晴らしいデザインと当時でも希に見る最高水準の技術で作られていることを考えると、このブローチの価格が如何にリーズナブルなプライスかがお解り頂けると思います!!

アンティークジュエリーは高い物ほど安いと言えるんですよ!
でもこれはルネサンスならではのことだと思ってくださいね(笑)

いろいろな角度の拡大画像をぜひご覧下さい。


大きさの比率はほぼ正確です。



「メアンダー模様(Meander)」とは、トルコ南西部のアナトリ ア高原よりエーゲ海に注ぐメンデレス川の古名「マイアンドロス (Maiandros)」にその由来を持ちます。マイアンドロス川は大 きく蛇行を繰り返しながら悠々と流れ、その流域を大農業地帯として成 り立たせる根幹となっていた非常に重要な川でした。流域では穀物、綿 花、煙草、無花果などの生産が盛んで、そのことから繁栄、豊穣、そし て不滅のエネルギーの象徴としてギリシャ人はマイアンドロス川を「メ アンダー模様」として、様々なデザインのなかに取り込むようになった
のです。

画像をクリックして拡大画像をご覧下さい。



こうして同じメアンダー模様のエドワーディアンと初期アールデコのジュエリーを比較してみるのは、実に興味深いことです。
同じ様式を使ってもこれだけの違いがあるのですから・・。僅か十数年の違いでも第一次大戦の前と後では想像以上に社会が変わったことでファッションもその影響を受けたということなのです。
日本ではエドワーディアンが好きだという女性が多いですが、それは初期アールデコのジュエリーがどういうものかを知らないからだと僕は思っています!エドワーディアンのジュエリーが進化したのが初期アールデコのジュエリーで、オーバーに言えばパスタ止まりのイタリア料理と進化し続けるフランス料理ってとこかな(笑)
たまにはこのようなダイヤモンドのジュエリーを身につけてさっそうとフランス料理を食べに行きましょう♪(僕が喜んでお供致します(笑))








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