ルネサンス
アンティークジュエリー・古代美術 ルネサンス

石灰質化したカルセドニー ネオバビロニア、アッシリア


ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
後ろから光りを当ててみるとこの半透明の石の魅力が良く解ります。

ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー

 紀元前6世紀〜8世紀、古代オリエント国家の一つネオバビロニア(カルデア王国)とアッシリアでは、アヒルが首をうしろに向けて寝ているモチーフが当時の人々にとってポピュラーなものでした。このポーズは白鳥などの首の長い鳥には共通のもので、僕は10年ほど前に、白鳥の群れが吹雪の湖ですべて同じ方向を向いてこのポーズで眠っている写真て感動した事がありました。その写真は国際的なコンクールでグランプリを取った写真で、僕もいつかこんな写真を撮れるようになりたいと思いましたね。
 だから二千数百年も前のバビロニア又はアッシリアの人たちが、このポーズで寝ているアヒルの群れを見て、同じように造形美を意識したのだと僕には思えるのです。古代美術の本には、バビロニア又はアッシリアの秤の重りで、楔型文字で当時の王の名を記した少し大型のものや(画像E)、ヘマタマイトで作られたものが載っています(画像H)が、このアヒルは秤の重りに使われた物に比べてずっと小さな物(1.7cm×2.2cm×1cm)で、紐を通す穴が空いているところから、お守りとして身につけていた物を思われます。
 機械がなかった当時に、堅い石に穴をあけたり磨いたりするのは手間がかかった為に、このような品を所有することはステイタスでもあったのです。
 バビロニアとアッシリアは隣接国家だった為に、どちらのものかは断定することが出来ません。バビロニアとアッシリアの両方からアヒルのモチーフの品は出土していますから。

 黄土色に黒の線が混じっている半透明のカルセドニーが、石灰質化して偶然に出来た模様は、神の技とも言えるような古代の石ならではの面白さを感じます。このアヒルのお守りは光に透かすと古代の万華鏡のようでもあり、実に不思議な魅力を感じます。
 
 このアヒルは下部に神を意味する文字(画像A)が彫られてあるので、お守りとして使われた物です。文字を刻むのは、石に力を与え、願いが叶いやすくなると信じられていたためのようですね。

 後部が少し欠けていますが、古代の物としてとても良いコンデイションと言えますし、全体にふっくらとした形でつるつるした手触りも心地良いものです。

 この紀元前のアヒルのお守りはペンダントにぴったりのサイズで穴も開いていますから、金のバチカンを付けるだけでペンダントとして毎日でも使える楽しい古代のジュエリーになると思います!♪それにこのアヒルはきっと貴方の身を守ってくれると思いますよ。
 価格も古代の優れた品としてはとてもリーズナブルなプライスですから、初心者の方にもお勧め致します。


ネオバビロニア又アッシリア
紀元前6世紀〜8世紀
石灰質化したカルセドニー
1,7cm×2,2cm×1cm

バビロニア シリンダーシールもご覧下さい。

ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
A
B
C
D
ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー ネオバビロニア アッシリア 紀元前6世紀〜8世紀 石灰質化 カルセドニー
E
F
G
H
ネオバビロニア、イシュタル門のライオンのタイルのタイルの壁画
バビロニアのタイルの壁画
ネオバビロニア帝国 城塞の絵
ネオバビロニア帝国  イシュタル門
ネオバビロニア、イシュタル門のライオンのタイルのタイルの壁画
ルーブル美術館蔵
クリックして拡大画像をご覧下さい
バビロニアのタイルの壁画
クリックして拡大画像をご覧下さい
ネオバビロニア帝国 城塞の絵
クリックして拡大画像をご覧下さい
ネオバビロニア帝国 
イシュタル門
クリックして拡大画像をご覧下さい


お聞きになりたいことがありましたら、何でもお気軽にお聞きください(年中無休ですし何時でもOKですが、担当は一人だけなので・・)。 より詳しく知りたい方には、裏側の画像など、いろいろな角度からの画像もご希望に応じて送らせて頂きます。遠方の方も原物を見て頂いてから購入をお決めいただけますのでメール で仮予約をお申し込みください(但しメルマガ会員限定)

アンティークジュエリー・古代美術 ルネサンス
- All Planning, Design & Photo by Gen Katagiri -

ページトップ

Free Call 0120 974 384 年中無休。平日 AM 10:00 - PM 11:00 、土日 AM 11:00 - PM 11:00。携帯電話もOK