F 金細工 ボート アンティーク

ゴールド ボート ブローチ アンティークジュエリー
奇麗な海にに浮かぶ一艘の金のボート・・・、今夜見る夢に出て来そうです。小元太と一緒にボートに乗ってゆらゆらと・・・。
これはきっと貴族の男性が自分の何か想い出のあるボートを金でそっくりに作らせたのだと思います。完全に立体的に作ってあるので、僕は水に浮かぶんじゃないかと、実際に器に水を入れてこの金のボートを浮かばせてみたのですが・・・・。
沈没しちゃいました(笑)。鋼鉄の船でも浮かぶんだから金のボートも浮かぶんじゃないかと思ったんですけどね〜(笑)
もう少し金が薄くて軽るけりゃ浮かんだんでしょうが、これはとても贅沢な作りなのでずっしりと重いですからね・・・。残念だなあ・・・・。

僕はこのボートを見ていると思いだすのです。5年前の夏の日のことを・・・・・。
奥松島(宮城県)の岬にある一軒家の旅館に泊まった時に、そこの女将さんが近くに名岩・奇岩が多数連なり、「日本三大渓」の1つに数えられる嵯峨渓を船で遊覧されは如何ですかと言ってくださって、知り合いの漁師さんで小さな漁船で案内してくれる人を紹介してくれたのでした。

僕は船大好き人間ですし、観光船でなくて小さな漁船をチャーターしての遊覧なんて最高だと喜び勇んで漁師さんの家まで行ったのでした。
漁師の佐藤さんは、とても気さくな人で船着き場まで案内してくれ、この船だから乗ってくださいと言われた時に僕は「えのこの舟!?これは船じゃなくてボートだ!!」と驚きました(@_@;)(・0・)。救命胴衣を付けてはいても、三人ぐらいしか乗れない、ちょうどこの金のボートのような感じの小さな小さなボートなのです!こんなに小さなボートで松島湾内ではなくて外洋の嵯峨渓に行くなんてと少し不安になって来たのでした・・・。
空はどんより曇って小雨模様で少し風もあり海も荒れ気味だったんですからね〜。僕はすご〜く不安になって佐藤さんにこんなに波が荒いのに大丈夫なんですかと聞くと、彼はにこにこしながらこんなの全然大丈夫と言うのでした。船着き場を出て外洋に出る頃にはもっと波が荒くなり、何しろ僕はカナヅチなので怖くてロープにしがみついて震えていたのでした。

でも佐藤さんはとっても愉快な人で、民謡を歌いながら楽しく嵯峨渓の見所をガイドしてくれ、さすがプロと思わせる操船技術で、とてもくぐり抜けそうにないL字型の狭い洞門をいとも簡単に抜けてみせてくれたんです!

小さなボートからの眺めは最高でしたね♪何しろ大型の遊覧船と違って視線が海面に近い低い位置だから嵯峨渓の絶壁も迫力満点でした!♪
僕はこの金のボートを見ていて、そんな怖くて楽しいことがあったことおを思い出したんです。

去年の大震災で佐藤さんはどうされたのか・・・。何とか生きて元気でいらっしゃると良いのですが・・・。

さて、この金のボートの全容をご覧頂きましょう。


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