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《知られざるカメオの魅力》
| 【カメオは身に付けて楽しめる彫刻】 カメオはジュエリーとして身に付けて楽しめ為に作られたので小さな彫刻です。 それだけに一般の彫刻とは違い、使われている材質が非常に多彩で高価な宝石も使われているのが特徴ですが、それは小さな物だから出来たことなのです。 石像や木彫の仏像などと違い、彫りその物の魅力だけでなく、変化に富んだ素材の持ち味を活かしたジュエリーとして身に付けて楽しめる彫刻なのです。 【現代のカメオとアンティークのカメオの違い】 現代のカメオとアンティークのカメオの違いを知れば、すべてのジュエリーいや、すべての工芸に於いて、アンティークは別格の物であることを確信されると思っています！！ 彫り、素材、素材の活かし方、フレームのすべてに圧倒的な差があるからです！！ まあ、それが解らない人は美術とは縁がない人だと思うべきでしょう（笑） 【19世紀中期はカメオがすべてのジュエリーの中でも最も人気があった！】 カメオは古代ローマ帝国崇拝者だったナポレオンが、イタリア遠征（1796年から1797年）で素晴らしいカメオとインタリオのコレクションを持って凱旋したことで、フランスの貴族階級の中でカメオが流行したのです。 その後ナポレオンの甥のナポレオン三世が1848年に即位したことで、フランスではカメオの歴史上最大のブームが起きました。 その頃イギリスは大英帝国の最盛期で、トーマスクックの中産階級をターゲットにした海外団体旅行でイタリア旅行が大人気になり、旅行者はカメオやモザイクをお土産に買って帰ったこともあり、イギリスでもカメオがブームになったのです。 カメオブームの背景にはファッションとの関係もあります。 まだドレスの生地は厚手の重い物しかなかったので、ジュエリーは重量感のある大きな物が好まれましたから、その点でもストーンカメオは当時のファッションにはぴったり合っていたのです。 ストーンカメオは、ナポレオン一世の戴冠式の絵に描かれている女官たち全員が付けているのを見ても解るように、日中付けるジュエリーとしては最も格上のジュエリーとされていたのです！ それに南アフリカの巨大なダイヤモンド鉱床が発見され、ダイヤモンドが豊富に出回るのは1880年頃からですから、ストーンカメオがすべてのジュエリーのアイテムの中で最も人気があったのです！ 1850年〜1880年頃は今では考えられないカメオの大ブームになりましたが、今とは違いカメオと言えばストーンカメオが完全に主流で、ジュエリーの大衆化が進むと価格の安いシェルカメオや象牙のカメオがストーンカメオの代用品として作られるようになるのです。 ストーンカメオは複数の色の違う層を持つ石を彫って、色の対比で美しいシルエットとして表現するので、人物は横顔か横向きが圧倒的に多いのですが、画像Bでも解るようにカメオに使えるような大きさの石で適当な複数の層を持つ石はとても少ないのです！ 1850年〜1880年のカメオの大ブームの頃は、イタリアからパリとロンドンにカメオの彫り師が移り優秀な人材が集まり育ったのです！ ストーンカメオが高価な物だっただけにカメオに使える石なども世界中から集まったので、現代の眼が腐るような不自然な着色された薄っぺらなストーンカメオとは異次元のレベルと言える美しい石を使った芸術的なカメオが沢山作られたのです！ 【カメオが絶大な人気があったから上質の石が集められ、優秀な彫り師が育った！】 カメオの大ブームだった19世紀中期頃は、今より自然が豊かだっただけにカメオに使えるような美しい層を持つアゲートなどが豊富にあったのです。 僕も最近気がついたのですが、石油は約47年後には枯渇すると言われています。 でも石油が今のように重要なエネルギー源として大量に使われ始めたのは、フォードが自動車の大量生産を始めた1908年からですから、たかだか100年ちょっとしか経っていないのです。 それに比べて宝石は有史以前から採掘され続けてているのですから枯渇して当然なのです！（ダイヤモンドだけは今でも埋蔵量が豊富） だからルビー、サファイヤなどあらゆる宝石が枯渇して上質の石が採れなくなっていて、過熱や放射線で人工的な処理をした宝石が氾濫しているのも当然のことなのです！ もちろん、ストーンカメオによく使われるアゲートも同じです。 現代のストーンカメオを見ればそのことがはっきり解ります！ 試しにネットで「ストーンカメオ」で検索してみてください。 ブルーとかピンクの人工的な色合いの悪趣味としか言いようの無いストーンカメオだらけです（笑） しかも彫りが浅く少女漫画の主人公のような顔が彫られているのですから、見ていると眼が腐ります（笑） ストーンカメオの中で最も多く使われているのはアゲートですが、その中でも画像Bのようにサードニクス（縞メノウ）が多く使われています。 でも画像Bを見ても解るように、ある程度の大きさのカメオを彫れるような複数の層を持つ石は非常に少ないのです！ カメオに彫るにはある程度の厚みのフラットな複数の層が含まれた石でなければならないからです！ 今ではカメオというとシェルカメオが圧倒的に多いので、アンティークジュエリーを知らない人たちはカメオというとシェルカメオをイメージしてしまうようですが、本来はカメオと言えばストーンカメオが完全に主役だったのです。 現代のカメオはシェルカメオが大半を占めるのは、ストーンカメオに使えるような複数の美しい層を持つ石が枯渇してしまったのと、固いアゲートを彫れるような優秀な人材が集まらなくなった結果なのです！ だから材料の貝殻が安く大量に手に入り、アゲートなどよりも柔らかくて彫りやすいシェルカメオが氾濫しているのです。 それも作家の名前が付いた見るに堪えない低いレベルのカメオしか作られていないのです。何故かオバサン族には人気があるようですけど（笑）。 |
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| 【アンティークのカメオは驚く程いろいろな種類の材質がある！】 アンティークのカメオに使われている材質は、自然に恵まれていた時代だけに現代考えられないほどの多彩な材質が使われているのも魅力です！ しかも今の宝石のように人工処理された石ではなく、もちろん天然のままの石であることは言うまでもありませ！ アゲートの他には、ムーンストーン、ボルダーオパール、シトリン、アメジストなどの美しい半貴石がありますし、象牙、珊瑚、シェルなどの自然の素材も上質の物が使われています。 【カメオブームの終焉】 19世紀中期のカメオブームもダイヤモンドが豊富に出回る1880年頃から衰退期に入り、フランスではアールヌーボーの流行もあり、また1900年代に入ると薄手の軽やかな素地のドレスが作られるようになったのもカメオ人気の終焉につながったのだと思います。 5〜6年前まではパリやロンドンでもまだカメオは結構数があったのですが、昨年あたりからいったいどこに行ってしまったんだろうと思うほど優れたカメオは姿を消しつつあります！ ストーンカメオに使う石で最も多いには縞メノウですが、縞メノウはBのように多数の薄う層が曲線状に重なっているのがほとんどなので、カメオに使えるような層を持つ石自体が滅多にないのです！！カメオに彫るにはある程度の厚みとフラットな層がないと使えないからです！！ ストーンカメオに使えるような美しい複数のフラットな層を持つ石は、今では全く枯渇しています！ 、アンティークのような素晴らしいストーンカメオは、今もこれからも作ることは絶対に不可能なのです！ アンティークのカメオも他のアイテムのアンティークジュエリーと同じように近年は優れた作品を集めるのが非常に困難になって来ていますので、円高でもある今の内に優れたアンティークのカメオを購入しておかれることをお勧め致します！♪ 無くなってしまってからでは遅いのです！ 次のページで材質別と時代別のアンティークのカメオについてお話いたしましょう。そのバラエティーに富んだ材質と彫りの見事さにきっと感動されると思います。（準備中） |
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ストーンカメオ ペンダント兼ブローチ 女性（おそらくバッカンテ）の彫りがとても繊細、精密なのに目が奪われます！！ |
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シェルカメオ ブローチ |
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ストーンカメオ ブローチ 『バッカンテ』 アゲート 真珠 ローズカットダイヤモンド シルバー＆ゴールド 画像をクリックしてご覧下さい |
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これほど立体的な彫りのシェルカメオ・リングは極めて希少価値のある重要な作品です！！ シェルカメオ リング 『メドゥーサ』 イタリア 1860年頃 シャンク 22ctゴールド ベゼル 9ctゴールド（耐久力を考慮しているのです） リングサイズ 13〜14号（変更可能）  Soldこれは突起状のシェルを使ったカメオで、過去38年間で二つ目の極めて希なカメオなのです！！ 画像をクリックしてご覧ください。 |
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『古代ローマのカメオの傑作』 ゴルゴネイオン カメオ 古代ローマ ２世紀 アゲート 2,7cm×2,3cm 重量 9,4g Sold淡いブルーから白のグラデーションの実に美しいアゲートを活かした彫りは、大英博物やポールゲッティー博物館の所蔵品に勝るとも劣らぬ名品です！！♪ ケルン大聖堂の扉に付けられているカメオと石の質感がとても良く似ているにも驚きです！！ 画像をクリックしてご覧ください。 |
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ストーンカメオ 『クレオパトラ』 19世紀初期 Soldこのカメオは商品として作られた物ではありません。 美しい層を持つ極めて珍しいアゲートを手に入れたカメオ作家の芸術作品として作られて物です。 このカメオは一つの石から彫られています。 正に19世紀のカメオの傑作と言える作品です。 この素晴らしいカメオは、僕が手放しがたくて、長い間未紹介だったのですが、僕は充分楽しみましたので、販売することに致しました。 画像をクリックしてご覧下さい。 Gen Katagiri |
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No.2 『ディオニュソス』 カメオ リング カメオ 古代ローマ2世紀 2cm×1,5cm 指輪 1700年〜1760年頃 約22ctゴールド サイズ 約12号（変更可能）  Sold【インタリオとカメオが作られた比率は1000:1】 【ディオニュソスは、宗教的な狂乱を伴う儀式の神】 【運命の出会いを感じる見事な作りの指輪】 ページが完成致しましたので、画像かここをクリックしてご覧ください。 |
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手のモチーフの小さなカメオ 古代ローマ 2世紀 アゲート 2cm×1,2cm Sold古代ローマはインタリオとカメオが作られた比率は1000:1なので、カメオは極めて珍しいのです！！ |
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シェルカメオ ペンダント兼ブローチ 『バカンテ（豊穣の女神）』 イタリア？ 1860年頃 18ctゴールド Sold19世紀中期のシェルカメオではハイクラスの作品です。 バカンテ（豊穣の女神）の美しい顔、頭部の蒲萄の彫りは実に巧みな彫りです。 真珠のネックレスの彫りも良いですね。 そして18金のフレームはシェルカメオとしては、最高のグレードです。 画像をクリックしてご覧ください |
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ストーンカメオ リング『プシュケ』 フランス 18世紀 アゲート 指輪の作りはモダン（18ctゴールド） 2,5cm×1,8cm 重量9,5g リングサイズ 14号（サイズ変更可能） Sold何という美しいアゲートでしょう！♪ このような変化に富んだ面白みのある石を使っているのが、18世紀のカメオの特徴です！ 画像をクリックしてご覧ください。 |
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オイスターシェル カメオ 「スザンナと長老たち 」 「SUZANNE ET LES VIEILLARDS」 旧約聖書外典「ダニエル書補遺」 ドイツ 17世紀 4,2cm×3,5cm 重量15,5g フレームは18金の当社製 Sold17世紀のシェルカメオはミュージアムピースとしての価値があるのです！！ カメオ愛好家には絶対に見逃してはいけない宝物！！！ 画像をクリックしてご覧ください。 |
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販売済みのカメオ-2
現在販売中のカメオはトップページの価格帯別、アイテム別カタログからご覧下さい。
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Mail : katagiri@g-rena.com
FreeCall : 0120-974-384 （携帯もOK）
